ジーンズを解体し縫い合わせてから、さらに裁断する手間のかかるリメイク作業
リメイクと言っても様々な手法がありますが、これはまずジーンズを解体し
ある程度の大きさに繋ぎ合わせます。
それを数位重ねて寸法に合わせて裁断。
何を作ったかは公開出来ませんが、これだけでジーンズ約30本分使っています。
これだけ解体しさらに縫い合わせ一枚の生地にするだけでも手間と時間がかかり, ここから更に裁断と縫製ですからリメイク物はどうしてもコストが高くなる為小売り価格も高くなってしまいます。
でもリサイクル、再利用(リユーズ)、物を大事にし新しい命を与えるというか、新たな目的を与える(リパーパス)ことはとても素敵な事だし、クリエイティブです。
裁断作業2
前回の続きです。
一晩寝かせリラックスさせた生地、その生地の幅と裁断数に合せて、あらかじめ作っておいたマーカーと呼ばれる紙を重ねた生地の上にのせます。
このマーカーとは何か?
それは型紙に合せて生地の無駄が出ない様にする為に、型紙のアウトラインが生地と同じ大きさの紙にプリントされた物、裁断専用の型紙です。
これはパターン作成用のコンピューターソフトが自動的に配置してくれたり、マニュアル操作でアジャストしたりして配置されます。
コンピューターのモニター上で配置された型紙は、生地のようにロールになった長い紙にプリントされ、それを重ねた生地の上に載せ、裁断中に動かないように重石を載せ、プリントされた型紙の線にそって電動カッターで裁断して行きます。
染めた後の微妙な色ぶれ?
同じ糸を同じ機械で編んだ生地なのに、染めた後で微妙な色のぶれが発生する場合があります。
どうしてか?
真相は未だに解明されていませんが、いろんな要素が考えられますが、まずは生地を編む段階では。。。
1、電圧が安定せずに編みの速度が変わる。
2、編む糸の太さにムラがあり均一ではない。
3、サタンのいたずら
裁断縫製後の染めの段階
1、染め粉の微妙な配合の変化
2、水質と温度の変化
3、染める時間が異なる為、気温の変化による影響
いろんな要素が考えられますが、コットンは自然の物ですし、気温、水温、オペレートする人など、人間がコントロール出来ないところで発生するのだと思います。